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【思いつき北海道の旅】北海道ガーデン街道:十勝方面4ガーデン+α(3)

2018年8月27日

思いつきで出発し、予定外で1泊することになった今回の旅。

十勝ガーデズホテル

トラベルコで当日空きのあるホテルを検索し、速攻決めた「十勝ガーデンズホテル」だったが、悪くない選択だった。

手頃な値段ながら、立地は最高、豪華さは望めないが、建物設備は綺麗だし、なんといっても温泉付き。広々とした浴室でゆったりできた。

部屋のバスタブは利用しなかったけど広めだったし。オプションで追加した朝食はごく普通だったが。Wifiもついてるし不満は特にない。

帯広駅が目の前(客室からの眺め)

帯広駅が目の前(客室からの眺め)客室の窓からは北海道の雄大なパノラマ!は望めないけれど、駅がすぐ目の前だ。冬の夜にはイルミネーションが楽しめるかもしれない。

興味がある方は、下のリンク先に詳しい情報があるのでどうぞ。

朝食をもっとがっつりいきたい方は、すぐ近くにあるリッチモンドホテルがオススメ。

お値段のグレードがちょっと上がるが、朝食だけならガーデンズホテルと同じ値段(1,200円)で、他のホテルに宿泊していても利用できる(以前利用したことがある)。帯広名物豚丼や虎杖浜産たらこ、北竜そば等食べ放題。

われわれは朝はそんなに食べないし、外に出るのも面倒なので今回はパス。

2日目は2つガーデンを巡る予定。

真鍋庭園

入園料大人800円。(JAF優待割引あり会員のみ200円引き)

真鍋庭園入口

真鍋庭園入口

この庭園が「北海道ガーデン街道」の他の庭園と少々趣が異なっているように感じられるのは、運営者が樹木生産販売を生業としていることによる。

いわばここは「植物のモデルルーム」なのである。

またここは、日本初のコニファーガーデンだという。

コニファーガーデンてなんだ?と思ったら、「針葉樹を中心とした庭園」のことをいうらしい。

針葉樹と一口に言ってもさまざまな木の形と葉の色のがあり、その違いの変化を楽しむもののようだ。

展望デッキから眺めた園内

展望デッキから眺めた園内

なるほど、ここに来てみるとそれがよくわかる。

世界中から収集したカエデなどもあり、紅葉の時期も見ものであるらしい。

「植物のモデルルーム」ではあるが、サンプルが無造作に並べられているというような印象ではない。日本庭園、西洋風庭園、風景式庭園という異なる形式の庭園を、回遊しながら楽しむことができるように巧みに構成されていて、実際の広さ以上の広がりを感じることができる。

日本庭園

日本庭園

滝からの流れを渡る橋

滝からの流れを渡る橋

世界から集められたというさまざまな樹木、植物を趣向を凝らして組み合わせているのだろう。たぶん、植物に詳しい人なら、自然には絶対ありえない風景になっているに違いない。
植物にぜんぜん詳しくない私でも、いろいろな樹があるものだなあと、興味を惹かれる。

ふだん気にとめることもなく、その違いにも関心を持つことなく見過ごしているものの、一つ一つの違いに気づくと、興味が湧いてくる。

同じように見えていたものや、それらのちがいに気をとめていなかったものも、たくさん見ていくうちに、それらの類似性や違いがわかってくると楽しくなってくる。

旅をして様々なものを見る楽しみに似ていると思った。それをコンパクトに一箇所で短時間で体験できるという気分か。

モンスターガーデン

モンスターガーデン

ひととおり見て回って優に2時間を要したが、ベンチなども各所に置かれ、ゆったり寛ぐこともでき、いつまで見ていても飽きない気がした。

1,800円の年間パスポートで、シーズン中何度でも入園できるという。日差しの気持ち良い頃に、ここでのんびり読書するのも良いものではないだろうか。

近くに住んでいたら絶対利用したいと思った。

園内には帯広市内で人気というカフェ(カフェグリーン)もあるし、園内に生息するエゾリスが餌台に頻繁に現れるのも楽しめる。

 

十勝ヌップクガーデン

ここ「十勝ヌップクガーデン」は、「北海道ガーデン街道」には含まれていないのだが、前日観光案内で入手したパンフレットで目にとまって、来てみることにした。

これがなかなか良いところだった。入園無料。

そもそもの所有者夫妻が、自分たちの楽しみのために作り始めた庭園を一般に公開するようになったのがはじまりという。いまではレストランや宿泊施設も併設され、他のガーデンに引けを取らない。

約4ヘクタールの敷地には、洋風庭園、和風庭園、自然林などがあり、日高山脈の伏流水から湧き出るヌップク川が園内を流れる。

池ではニジマスや錦鯉が泳ぎ、園内の牧場では乗馬体験もできる。売店の脇ではフクロウの福ちゃんと幸太郎にも出会える。

訪れた時はあいにくの雨がちの空模様であったが、それはそれで趣のある時間を過ごせた。

レストランでは、A5ランク黒毛和牛のステーキやハンバーグも楽しめる。

とろける肉質だったカットステーキ

とろける肉質だったカットステーキ

近くに来たらまたよってみようかなと思わせるガーデンであった。

 

まとめ

道東自動車が開通したとはいえ、札幌から帯広はやっぱり遠かった。

特に占冠SAから帯広までが長いのだ。この間にもう一箇所くらいSAがないと辛い。

全くの思いつきの旅だったが、それでも、こんな旅もときには良いものだ。

訪問日2018年8月18日(土)〜19日(日)

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